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Masahiro Seki

膣線維腫(日帰り手術)


犬膣腫瘍術中

排便・排尿障害で相談されました。尿がまとまってだせず、ぽたぽたとしかでない。また何度も力んで便をだそうとするが、出せない。かかりつけでは、直腸腹側に腸を押し上げるような大きなしこりがあるので手術のできる病院へ行くよういわれ相談されました。

当院で検査を実施した所、子宮~膣から腫瘤病変が認められ、それが直腸や尿道を圧迫し塞いでいるようでした。それによって、便が出せずに大量に腸の中にたまってしまっている状態でした。

外陰部を肛門の真下より大きく切開し会陰部を大きく開くことになりましたが、尿道や直腸を傷つけないようにしながら無事に腫瘍を摘出できました。

腫瘍は2キロちょっとの体重でなんと6cmもの巨大な大きさにまで増大しており、これにより直腸が圧迫され便がまったく出せない状態となっていました。

また乳腺にも腫瘤があり同時に切除を行い、再発予防や子宮の問題発生を抑えるために子宮、卵巣も同時に摘出しています。

翌日から排尿がスムーズになり排便症状も改善され、元気いっぱいです。



犬膣腫瘍

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